オーガニック香水は、植物からの天然の原料だけから作られ、化学合成成分を含まない香水のことで、基本的にはオーガニック=有機栽培された植物をベースに作られているものです。自然の香りがここちよく、男性、女性、を問わずユニセックスに誰からも好まれる香りです。
そのメリットとデメリットをご紹介いたします。
メリット:
自然の香り: 自然の植物からの香りはやさしく、周囲の方に負担になることはありません。それどころか、ラベンダー、ローズ、柑橘系のレモンやグレープフルーツやオレンジといった身近な香りも多く使われていますので、精油男女ともに誰からも好まれることが多いです。
アロマ効果: オーガニック香水の香りの原料は、エッセンシャルオイル=精油が使われているので、アロマテラピー効果※があり、自然の香りを楽しみながら心と身体によい影響を与えてくれます。
※アロマテラピー(Aromatherapy)とは、フランス語読みではアロマセラピーと呼ばれますが、自然の香りを使用して身体や心の健康を促進する代替療法のひとつです。この療法は、植物由来の精油を使用し、その香りを嗅ぐことや皮膚に塗布することによって、体調の改善やリラックス効果を得るもので、ストレス軽減、リラックス、睡眠の改善、不安やうつ症状の軽減、身体的な不調の緩和などにも使用されます。
肌にやさしい: オーガニック香水は通常、合成化学物質を一切含まず、天然の成分だけから作られていますので、皮膚に対する刺激やアレルギー反応のリスクが低減します。
環境に優しい: オーガニック香水は合成化学物質を含まないため、製造過程で環境への負荷が低減されます。また、有機栽培された植物からの原料を用いている場合、持続可能な社会作りにも貢献しています。
動物にも優しい: 多くのオーガニック香水メーカーは動物実験を行わず、動物愛護に配慮しています。
オーガニック香水のデメリット:
香りの強さ: 天然植物からの香りは基本的にはやさしく、結果としてできあがるオーガニック香水は、合成香料の1/3~1/5くらいとなります。近くにいる方だけに「いい香り」と伝わる香りです。
香りの持続性: 天然成分を使用するため、オーガニック香水は一般的に持続性が低いことが多く、香りの持続時間は2~5時間くらいとなります。付け直しが必要となりますが、一日の間で付け替えが楽しめるメリットもあります。
価格; オーガニック香水は天然成分を使用しているため、原料価格が高く、合成香料を使用した一般的な香水よりも、販売価格が高くなることが多いです。
香りのバリエーション: 合成香料を使用した香水と比較して、オーガニック香水の香りの原料は限られていますので、出来あがる香水のバリエーションも限られていることがあります。
以上のことから、オーガニックの香水は、自然な成分を好む人、環境に配慮する人、肌が敏感な人、にとって魅力的といえます。